国領地区は、明治22年の町村制実施に伴い、国領村、東中村、棚原村、柚津村の4村を以て国領村と称して以来120余年、長い歴史の中で文化・風俗・ 絆を育んできました。連なる里山・先代から受け継がれ、手入れされた田んぼ・行き交う人々の挨拶。今、都会には無い日本の原風景がここにはあります。また、「丹波大納言あずき」「春日なす」「スイートコーン」など、この土地ならではの農作物も 大きな魅力です。立地的に都が近く、この土地の豊かな作物が食によって歴史を支えてきた 経緯もあり、「国領」と名がついたのにも頷けます。
暖かい人情が息づき、身を置くとのんびり心が安らぐ、そんな里です。
「大山(おおやま)」という地名の歴史は古く、1000年以上前は京都・東寺の荘園だったという記録が残って います。名の由来は、黒頭峰と夏栗山の雄大な山並みを「大山峰」と呼んだからだとか。 江戸時代、厳しい年貢の取り立てと土地生産性の低さで地区が苦境に立った時、それを乗り切る 為に共同林を設け、地区を挙げて植林事業に着手しました。今でも面積の80%を山林が占めてお り、先祖から預かった山々を守りながらも、新しい取り組みも積極的に導入する精神が、今も大 切に受け継がれています。
自然環境の良さと交通の利便性、そして人の優しさが人気で移住・定住希望者が増えている地域です。